「何かしてあげたい」と思うご家族へ
2026/07/28
こんにちは。訪問アロマ「雫」の奥山絵梨です。
大切な人が病気になったとき、
「何かしてあげたい。」
そう思う方は、とても多いのではないでしょうか。
でも実際には、
「何をしたらいいのかわからない。」
「何もできていない気がする。」
「もっとできることがあったのではないか。」
そんな気持ちを抱えながら過ごしているご家族と、これまでたくさん出会ってきました。
実は、私もその一人でした。
闘病中の母を前に、「私に何ができるのだろう」と何度も考えました。
ある日、眠れずにつらそうにしていた母の背中を、ただそっとさすり続けたことがありました。
翌朝、母は「昨日は久しぶりに眠れたよ。温かくて…なんかよかった。」と話してくれました。
私は特別なことをしたわけではありません。
ただ、そばにいて、触れていただけでした。
その経験をきっかけに、
「そばにいること」や「やさしく触れること」にも、大切な意味があるのだと教えてもらいました。
訪問看護師として働く中でも、ご家族が「何もしてあげられない」と話される場面に出会うことがあります。
でも、その方のお話を聞いていると、
毎日顔を見に行くこと。
手を握ること。
好きな音楽を一緒に聴くこと。
髪をとかすこと。
「おはよう」「また来るね」と声をかけること。
そんな何気ない時間が、その方にとってかけがえのない時間になっていることも少なくありません。
アロマセラピーも同じです。
病気を治すものではありません。
けれど、好きな香りを一緒に感じたり、やさしく手や足に触れたりする時間が、
緊張を和らげたり、自然と笑顔がこぼれたりするきっかけになることがあります。
そしてその時間は、ご本人だけでなく、ご家族にとっても大切な思い出になることがあります。
「何かしてあげなきゃ。」
そう思う気持ちは、とても自然なことです。
でも、何か特別なことをしなくてもいいのかもしれません。
あなたがその人を想ってそばにいること。
その時間そのものが、何よりの贈り物になっていることもあります。
どうか、ご自身のことも、大切な人を想うときと同じ分だけ、大切にしてください。
訪問アロマ「雫」は、ご本人だけでなく、ご家族も安心して肩の力を抜けるような時間をお届けできる存在でありたいと思っています🌱